子供にとって最高の道場とは

保護者、指導者

親は誰しも我が子の成長を願うものです。

子供が産まれた時は、「元気に育ってくれればそれ以上何も望まない」と思います。

でも成長するにつれて欲が大きくなり、いつしか「他人の子より良い成績」をと自分自身の承認欲求を満たしたくなってしまいます。

一度冷静になって子供の教育が目先の進学に囚われていないか考えてみましょう。

そうしたら今我が子に本当に必要なものが見えてくるはずです。

現代社会で緊急かつ一番重要な課題は「教育」だと断言できます。

なぜかというと学校でも家庭でも「社会に出て本当に必要な事」は教わらないからです。

「社会に出て本当に必要な事」の情報は求めればすぐ手に入ります。でもその価値を親や先生が認めていなければ子供も興味を持ちません。

本当に変えるべきは僕たち大人の価値観なのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、そんな僕がもし道場を作るとしたら子供たちの3つの力を伸ばすための道場にしたいなと考えています。

道場探しつまり子供にとっての師を探す際のヒントにして頂ければ幸いです。

体力

大前提としてその子に見合った「体力」を伸ばします。

社会に出て成功する人の多くはエネルギッシュです。ちょっとくらい頭が悪くても結局最後までやり続けた人が成功したりします。その為にも知力以前に体力が必要です。

健康は運動、食事、睡眠、そして良い人間関係や環境が大きく関わってきます。現代人は運動不足だと言われて久しい割には運動の大切さに気づいていない大人が多いように感じます。

運動習慣により健康前向きな思考他者からの好印象等人生にとって重要なことが手に入るにも関わらずです。

僕が考える道場では、小学生の間で燃え尽きるような過酷な稽古ではなく、生涯剣道を続けてもらい大人になっても運動習慣を持てる人間を育てます。

そうは言っても子供は競争が大好きです。

できるだけ「試合に勝つ喜び」「努力は報われる」という成功体験を積ませる事とのバランスが大切だと考えています。

考える力

日本には「和をもっと貴しとなす」という美徳があります。

残念な事に意味を履き違え「みんなと一緒がいい」「長い物には巻かれろ」という雰囲気になりがちです。好景気の時代であればそれでもよかったのでしょう。

しかし現代は混沌とした時代です。新しい価値観が問われている時代です。

あなたは我が子の教育方針としてどちらをイメージしていますか?

 ① 偏差値が高い学校を出て、有名企業に就職する秀才コース

 ② 基礎学力プラス自ら考え臨機応変にサイバブできる人間力強化コース

当然、我が子は出来るだけ失敗してほしくない、できるだけ安定した道を歩んで欲しいという親の思いもわかります。ただよく言われる「転ばない方法ばかり教えるのではなく、転んでもまた立ち上がって歩き出せば大丈夫」という教えが本当の意味で人生の安定さをもたらすのではないでしょうか。

それと偏差値の高い学校や大企業が悪いわけでは決してありません。よりいい学校の方が優秀な人と交流できる確率が高くなるからです。ただ僕が言いたいのは、この混沌とした現代で必要とされる力は、これまで必要とされてきた「より効率的に」といういわゆる秀才よりも問題を見つけ解決したり、新しい価値観を提案できる「自ら考える力」の方が遥かに必要とされているという事実です。

僕の考える理想の道場では、低学年の内はいい意味での「型」にはめて剣道の良さを身に付けさせ、その子の成長具合を見ながら高学年では「どうすれば結果が出るか」を自ら考えさせて、実際に試合などで結果を出させる事で「自ら考える喜び」を体験させ、放っておいても自分の頭で物事を考える子を育てます。

他者への対応力

剣道の究極の目的は「社会に貢献できる人間になること」です。つまり人格者を育てることを目的としています。

しかし多くの道場では勝利至上主義に陥ってしまいがちです。

多くの親が子供の将来のために礼儀や人格を剣道に求めているのに対して、多くの指導者がもっと試合に勝って世の中に自分を認めてもらいたいという本音があり、両者のニーズのギャップから生まれる問題をよく耳にします。

僕の考える理想の道場では、キレイ事を実現させるだけの資金が必要ですので当然ビジネスとしての道場運営も考えます。しかし何よりも大事に考えるのが「その子の成長」です。

子供は成長段階によって教えるべき事が違います。

その子自身の存在を認め、その子に今必要な指導をする事で少しでも早く「他者へ優しくする余裕」が持てるまで成長させます。

よくある間違いが、指導者が自分の承認欲求を満たしたいだけで

・恐怖による過酷な稽古を続け、試合での結果は出るが、子供達は試合に勝てない子をバカにしだす。

・指導者の理想ばかりが先走り、子供達は道場内で形だけの礼儀は行うが学校や家庭ではまったく礼儀が活かされていない。

どちらも指導者が子供の存在を認めず、自分の事ばかり見ていることから起こる悲劇です。

おわりに

成功というフレーズを使いましたが、社会的な成功のイメージはは人それぞれ違います。

ただ共通している事は、一人で成功する事は絶対に無いということです。

成功には必ず他者の協力や支持が必要になってきます。

そのために必要なのは他者が応援したくなるほどの人格です。

努力して自分に力が付けばつく程なぜかこの当たり前のことを忘れてしまいます。

剣道で身に付く礼儀正しさの根本は周囲に対する感謝の気持ちです。

常に他人に対して礼儀正しく、優しくいられる人はそうあろうとする強い意志があるからです。

その意志は過去に他人にされて嫌だった経験や他人が嫌がる事をしてしまい反省した経験があるからです。ライオンや鶏の集団でもいじめはあります。人間も精神が成熟していない段階では、やはりいじめが必ずあります。しかし人間は、曲がりなりにも心を持つまで成長した種族です。いじめを受けた経験もいじめをしてしまった経験も優しい人間に成長する糧とすれば、決して単なる黒歴史で終わらないはずです。

今の僕はただボランティアで子供達に剣道を教えている一人の社会人に過ぎません。しかしもっとニギヤカな社会にするために子供達の教育に本気で携わりたいなという思いが強くなってきています。

今「atama +」さんというテクノロジーを生かした教育事業注目されています。その会社がホームページでこんな事を書いています。

学習を一人ひとり最適化し、「基礎学力」を最短で身につける。

そのぶん増える時間で、「社会でいきる力」を伸ばす。

学力プラスで「剣道」が現代における最適解ではないでしょうか。

冒頭でも書きました「社会に出て本当に必要な事」とは「他人の存在を認める力」もっと欲張るなら「他人に影響を与える程の人格」です。そのためには人としての成長段階があります。興味のある方はこちら↓の記事も読んでみて下さい。長い記事を最後まで読んで下さり本当にありがとうございました。

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