部下がアドバイスを聞いてくれない時は

考え方

部下のために良かれと思い、アドバイスをするけど全く受け入れてもらえないことってありませんか?

絶対私の言う通りにした方が生産性が上がるのに。

何で言った通りにやらないんだ。

と立腹する方もいると思います。

相手があなたのアドバイスを聞くようになるには、相手の快感痛みを把握することが重要です。

① 大原則

絶対に間違ってはいけない事は、自分の価値観を相手に押し付けないことです。

価値観は人それぞれで、その人の価値観はその人が経験や体験を通じてしか変わりません。

相手の価値観は変えられないとう大原則は忘れないようにしましょう。

② 相手の快感と痛みを把握

相手にあなたのアドバイスを聞いてもらうには、先ず相手の価値観である「快感」と「痛み」を把握しましょう。

例えば、米を3食必ず食べることが大事だと思っている価値観の人は、主食である米を抜いた食事に「痛み」を覚えます。

そんな人に「炭水化物は、糖分だから抜いた方が体に良いよ」とアドバイスしても取り入れてもらえないでしょう。

5分前行動をきっちり行うことに「快感」を覚える人もいれば、時間に縛られることに「痛み」を覚える人もいるでしょう。

先ずは相手の行動の奥にどのような「感情」が働いているか観察し、把握しましょう。

これは人をみる「洞察力」を鍛える訓練にもなります。

③ 相手の快感と痛みを引き出す

相手の「快感」と「痛み」が把握できれば、それを利用したアドバイスをすれば聞き入れてもらえます。

例えば、「キャリア志向で出世に快感を覚える」「時間に縛られることに痛みを感じる」部下に遅刻をしないようにアドバイスをするなら。

 ・ 業務管理は時間の管理が重要だから、自分の時間くらいコントロールできないと

  部長の評価が下がるよ(痛み)

 ・ 思い切って他人より1時間早く出社したら、時間も気にしなくて良いし、無駄な残業も減り上司

  に評価された自分の体験談(快感)

など、相手の「快感」と「痛み」を引き出すことを意識すれば、いくらでも言い方が見つかるようになります。

一番良いのは、あなた自身の価値観を磨き、スキルを上げ、部下に尊敬される人物になれば、部下はあなたの影響を受け、勝手に見習うようになります。

お互いそんな周囲に影響を与えられる人間を目指して頑張りましょう。

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