あなたはこんな感覚ありませんか?
最近何か調子が出ない。
病気ではないが気づけば身体が思ったより動かない。
頭の回転が遅く感じる。
何となく将来が不安だ。
今回はそんな現代人の抱える不調を解決するための記事を書こうと思います。
そもそもの不調の原因とは?
現代は、人類の長い歴史に比べて科学技術の発展に伴って生活様式が急激に変化しました。
少し俯瞰して見てみましょう。
人類は約500万年前に生まれています。
農業が始まるのが約1万年前。
産業革命が約300年前。
冷静に見てみると人類の歴史のほぼ98パーセントは狩猟・採集の時代です。
ご存知の通り生物の進化とは、突然変異などで環境に適応出来た個体が生き残った結果、少しずつ形を変えて行きます。
人類の身体はほぼ変化していないにも関わらず、その生活様式だけが急激に変化しました。
冷静に考えると今抱えている体の不調や、能力が発揮出来ていない原因は現代社会の生活様式にあると考えられます。
しかし便利になった現代人にとって、今の生活を捨てることは無理な話です。
そうは言ってもこの現代病とも言える不調や漠然とした不安を解消する必要がありますので、運動、食事、睡眠の生活様式を見直していこうと思います。
解決策1 運動
結論は「体を動かそう」に尽きます。
かつて人類は、森や林にある木の実や果物などを採集し、魚や獣を狩猟して生活していました。
木の実を探して森に入ったり、獣を狩るために走り回ったりしていました。
現代と比べると圧倒的に運動量が多いのです。
また狩猟・採集の時代では危険な動物が近づいてきたり身の危険を感じれば、考えるより先に身体が動き逃走したり、攻撃していたはずです。
「不安を感じたら動く」が人間の脳に刻み込まれたプログラムです。
これに比べ現代では仕事の不安、家庭の不満を感じても体を動かすわけではなく、ほとんどの方が一日座りっぱなしのデスクワークではないでしょうか。
心にモヤモヤを感じたら、考えたり、相談したり、思い悩むよりも体を動かすことが脳の構造上健全なことなのです。
現代人の運動量は、放っておくと好調を保つまでのボーダーラインに到底、達していません。
運動不足の解決として僕は断然剣道をお勧めしますが、不調を改善するには自然の中をウォーキングするのが最上です。
是非通勤や昼休みを利用して短時間のウオーキングで構いませんので公園など身近な自然を歩くことを生活のルーティンに取り入れてはいかがでしょう。
解決策2 食事
結論は「米とパンの食べる量を減らそう」です。
かつて人類は木の実や果物、肉、魚などを口にしていました。
農業が始まったのも、人類の歴史からみれば最近の話です。
人類の内臓系などの身体の作りはほとんど変わっていないにも関わらず、口にするものは急激に変化してきました。
身体の不調、頭の回転の遅さ、病気はこの食事面が大きな原因です。
朝起きていきなり目の前に食物が手に入ったでしょうか。
朝食は現代になってから始まった生活様式です。
必要な栄養素があれば1日3食でなくてもいいのではないでしょうか。
しかし社会経済が安定しているのは、米や小麦の安定があってのことです。
不調の原因が米と小麦の過剰摂取と分かっていても僕たちの生活から米やパンを無くすことは考えられません。
ただ原因を知っているのと、知らないのでは天と地ほどの差があります。
少しでいいので米やパンの替わりに豆類や野菜、果物を取り入れてみて下さい。
体調の変化に驚くと思いますが、本来の体調に少し近づいているだけなのです。
解決策3 睡眠
結論は「もっと寝よう」です。
これは誰しも感じている事ですが、現代人は圧倒的に睡眠不足です。
日が落ちたら眠り、日が登れば目覚めるのが人類に備わっている身体のリズムです。
僕も含めこのリズムを自ら壊しているのに、原因不明の身体や心の不調を訴えるのはナンセンスな話だと思いませんか。
しかし働き過ぎの現代人にとって早寝、早起きは無理ゲーなのは百も承知です。
起業して自らの生活をコントロール出来る立場にでもなりたいものですね。
努力目標としてはテレビやスマホなどの利用時間を削ったり、無駄な飲み会、晩酌をしないなどがあると思います。
体調の良さからはセロトニンと呼ばれる幸せを感じる物質が分泌されます。
スマホやお酒からはドーパミンと呼ばれる快楽物質が分泌されます。
ドーパミンは慣れが生じより多くの刺激を求め中毒症状になる傾向がありますので、コントロールが必要です。
個人的には睡眠を多くとって得られる体調の良さのほうが人間は幸せになれると考えています。
おわりに
以上の3つを見てみても現代人が本来の自然から離れ過ぎてしまったことが全ての原因だと考えられます。
全ての便利を捨てて、自然の中で生活すれば現代人の抱える不調はほぼ解決できるでしょうが、そんな生活絶対に嫌ですよね。僕もそうです。
人類は無意識にもこの原因に気づき、本来の自然に還ることを求めているからこそ、キャンプやロハスなどが流行しているのです。
不調の根本原因を知っている事は強みです。ビジネスに応用できますし、自らの生活を変える指針にもできます。
何事もやり過ぎは禁物ですので、無理のない範囲で人間本来に還る努力をすれば、必ず体調の回復に繋がります。
誰しも子供の頃は自由自在に身体を動かし、好きな事に夢中になり頭を働かせていたはずです。
現代の負を少しでも取り除けば、より本来持っている能力を引き出すことが出来るはずです。
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