いざお子さんに剣道を習わせようと思っても、剣道未経験者の方からすれば、子供の将来にとってどの道場がベストなのか分からないですよね。
とりあえず近くの道場に入ろうかなと思っているそこのお母さん、ちょっとこの記事を読んでから道場を選んで下さい。
ちなみに
・親が経験者で子供にも全国レベルの剣士になって欲しい
・とにかく近くの道場がいい
・友人のママに誘われて今更他の道場には行けない
などの方は迷わず心に決めた道場を選択して下さい。
それ以外の方で、子供が将来人間的に成長して社会の役に立ち、周囲の人達から愛される人間になって欲しいと願っている方はこの記事を読んで下さい。
結論から書いておきます。
いい指導者がいる道場
を選んで下さい。
検索
まずはお手持ちのスマホであなたの地域に剣道の道場がいくつあるか検索してみましょう。
通える範囲内に道場が1つだけならとりあえず見学に行ってみましょう。
最近はInstagramやFacebookなどのSNSを利用している道場も多くなっていますので、情報収集に利用してみましょう。
比較、検討
何ヵ所か道場が出てきたのであれば、次は比較、検討です。もし剣道関係者の知り合いがいるのであればその方から情報収集しましょう。
いないのであれば気になる道場から順に見学に行ってみましょう。道場は入門は簡単ですが、入門後に他の道場に移籍するのは親も子も負担が大きいです。焦らず入門前に比較、検討しましょう。
道場に見学に行った際は
・入り口の靴は揃えられているか
・保護者の雰囲気
・生徒の数
・生徒(特に高学年)の態度
等をチェックしましょう。
始めに書きましたが、少年剣道は指導者で決まると思っています。それほど指導者が子供達に与える影響力は大きいのです。
いくら知識や実績があっても、子供達に伝わっていなければ意味がありません。でもちょっと見学に行ったくらいでは指導者の良し悪しは分からないですよね。
そこで上記のチェック項目を作りました。
例えば出入り口の靴やトイレのスリッパが綺麗に整頓されている道場は子供達に指導が行き届いている事が分かります。
勝ち負けばかりにこだわり過ぎている道場は保護者の雰囲気もギスギスしているところが多いです。
生徒の数が10人以下の道場は将来性や指導者に不安を感じます。
小学生高学年の生徒達の態度が良い(挨拶がちゃんと出来る、低学年の面倒を見る)道場は指導者の指導が生徒に行き届いており、低学年の生徒もいい影響を受けます。
道場比較の目安になる表を作成したので参考にして下さい。
※名門 = 生徒数も多く、歴史もある有名道場
※中規模 = 生徒数10人以上の道場
※小規模 = 生徒数が10名に満たない道場
※成長 = 道場に在籍している間の成長性(卒業後の成長性ではない)
※負担 = 保護者の金銭的、時間的な負担
成長 | 負担 | メリット | デメリット | |
名門 | ◎ | 大 | 実力次第で高校、大学への進学も。OB、指導者が多く、稽古相手にも恵まれている。 | 遠征も多く、金銭的、時間の負担が多いため親の覚悟が必要。保護者同士のもめごとの可能性有り。過度な競争がストレスになることも。 |
中規模 | ◯ | 中 | 指導者次第で、レベルの高い基礎が身につき将来有名選手を追い越すことも。 | すぐに結果が出る訳ではない。指導者不足。 |
小規模 | △ | 小 | 親の負担が少なく、保護者同士のもめごとも少ない。 | 稽古相手に恵まれない。少子化で将来閉鎖の可能性有り。指導者不足。成長性が低い。 |
まとめ
最終的にはご自身の価値観に近い道場を選んで下さい。
習い事は一つではありません。もし入門して子供に合っていないと思うなら別の習い事に変更するのも悪いことではありません。
個人的にはあなたの価値観に近い指導者のいる中規模道場をお勧めします。
剣道は真剣さがなければ意味がありません。しかし小学生のころから勝利至上主義の道場で週のほとんどを費やすよりも、週2、3回質の高い剣道指導を受け、他の曜日は子供と一緒に遊んだり、お子さんが興味があることに時間を使ったほうが将来お子さんの才能は開花するのではないでしょうか。
参考
道場が加入している参加団体について。
全日本剣道連盟
剣道をやるのであればどの道場も加入しています。正式名称は「公益財団法人全日本剣道連盟」で段や級を授与してくれる剣道の母体となる組織です。
道場連盟
正式名称「全日本剣道道場連盟」。青少年の育成のために発足した団体です。道場対抗の全国大会などもあり名門道場は必ずといっていいほど加入しています。
保護者の負担は増えますが、子供に積極的に試合を経験させたいのであれば道場連盟に加入しているかを確認するのも道場選びのポイントです。
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