おやじ準備する

経験者

はじめに

年末に国体出場を決意して春頃には予選がある。

準備期間は数ヶ月だが、やるからには結果にこだわりたい。

後悔しないためにも、やれることは全てやっておきたい。

仕事も剣道も大切なのは事前準備。どれだけ限られた時間とリソースの中で準備できたかで結果の出来栄えが変わってくる。

最大の準備はもちろん稽古だが、稽古は他の記事に掲載していくとして、今回はそれ以外でどんな準備をしているか書いていこうと思う。

道着と袴について

先ずは道着と袴。

実は結構迷っている。

普通に考えると当然昇段審査と同じ綿袴に綿道着が間違いがない。

しかし、最近の化学繊維で作られた袴と道着の出来栄えが素晴らしい。

年末にミツボシさんの『VIXIA』(ヴィクシア)の道着と袴を購入した。

長年普段の稽古用に使用してきた物が経年劣化してきたため買い換えた。

読者の方で愛用している方もいるのではないだろうか。とにかく軽くて稽古の際動きやすい。

それに手間がかからない。洗濯してそのまま干しておけばすぐに乾くしシワにもならない。

試合場では道着で一日を過ごす。綿袴だと座っている時などシワが気になったりするが、ジャージ袴だとそういった気遣いも不要になる。本当に楽だ。

対して綿袴、綿道着のメリットは、見た目の本物感だ。

審判がそこまで気にして見ているかは甚だ疑問だが、やはり印象として綿袴の方が重厚感が出る。

そして何より使用する僕本人の気持ちにも影響がある気がする。

綿袴、綿道着の方が、普段と違う特別感が出る。より一層本気モードに入り易くなる。

今のところ綿袴、綿道着で本番に望もうと考えている。

防具について

防具は、昨年末に買ったばかりの面と小手と垂れがある。

ちょうど全日本武道具さんのクリスマスセールを見つけて購入した防具だ。

2024 ALL JAPAN PITCH激実戦プレミアムクロスピッチを購入した。

やはり新品はテンションが上がる。

数回使用した印象は、軽くて新品という違和感がない。本当に実戦向きの防具だなと感じる。

ある程度稽古で慣らして本番に臨もうと思う。

新品の防具の楽しみは、型をつけるところだ。

稽古後に面垂れの角度や、垂れの曲がり具合などの型をつけるのが楽しい。

こうして自分の防具に愛情が湧いてくる。

竹刀について

竹刀はここ数年ずっと八角小判を愛用していたのだが、試合に出ることを決意してから普通の柄に戻して試している。

昇段審査に向けた稽古ではとことん刃筋の正しさや、しっかりした打突を意識していたため、八角小判に辿りついた。

審査に比べ試合の方が竹刀を柔軟に使う機会がある。

色々考えて、汎用性の高い普通の柄に戻して稽古している。

僕が現在試合に向けて使用している竹刀は、真竹の『柄太柄短 古刀型』だ。

予選は竹刀の計量もあるため510グラム以上でなくてはならない。

通常少しでも軽くするため510グラムぎりぎりの竹刀を使用するのだが、僕の竹刀を軽量したところ540グラムもあった(笑)

小手先だけの剣道を戒めるためと、竹刀の重さを利用して打突力を上げるために割と重めの竹刀を使用している。

ただ僕は腕力があまりない。

竹刀の物打ちに自分の体重や竹刀の重さが乗るように、体重移動を利用することと、脱力を意識して振るようにしている。

そうは言っても、握力や腕の筋肉が全く必要ないわけではないため、試合時間が長引いた際はやや不安が残る。

竹刀も本番ギリギリまでどれを使用するか悩むところだ。

おわりに

予選当日に悔いを残さないためにも、出来ることは全てやっておきたい。

日頃の食事や睡眠などにも気を使っている。

七段に昇段してから何となく気が抜けていたが、今回はっきりとした目標ができたことで、やることが具体的になってきた。

締め切りがある方が集中して良い仕事ができるのと同じだと思う。

念入りな準備をすることは、良い結果を出す確率を上げる。

あとは病気や怪我をしないように気をつけようと思う。

つづく・・・

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